2007年9月21日金曜日

ピッチングのエッセンス

うーーーーん、筆が・・・いやキーボードが止まってしまいました。
この前に次回から自分が迷っていることを書くと言ってしまったのですが、さぁどこから書こうかと考え始めたらまったく考えがまとまらなくなって書けませんでした。

こりゃダメだということで、まず現在指導していることを書くことにしよう!そんで、わからんことや迷ってることを書いていくです。
あたしは、チーム内では守備担当コーチなのですが、そこはそれお父さんコーチの集合ですのでその日に集まったメンバーやらの事情で、バッティングを見たり、バッテリーを指導したりすることもたまにあるんです(だからお勉強しないといけない状況でもあります)。

そう考えたら急に楽になって書き始められるや・・・

そこで、ピッチング編ではまず(バッティングでも紹介した)「エッセンス」を明確にして、エッセンスの動作を実現するための各種パーツの動作をだんだんに書いていくことにします。

まず、基本的な考え方はバッティングと同じ・・・つまり、下半身主導のリニアウェイトシフト型ということですね。
・・で、ピッチングの「エッセンス」はというと・・・前回ほとんど明かしてますが、腕の内旋による投球ですね。


ただし、ポイントはこの腕の動作をしながら「ゼロポジション」でボールをリリースする「ゼロスロー」をするということ。

ゼロポジションは、最近よく聞く言葉なのでみなさんご存知だと思います。
まず、どうやったらゼロポジションを作れるか、これは立花龍司さんのやり方がとってもわかりやすいですよね。

<原典:「nikebaseball.jp」http://nike.jp/baseball/main.html


ところが、ゼロポジションで投げるときの腕の動作についてあたしは間違っていました。そのことを教えてくれたのが最近気に入っているこのサイトです。

ピッチングアナライザーhttp://pitchinganalyzer.web.fc2.com/サイト主催者の10さんよりご連絡頂きました。現在は「野球サイトPA」という名称になっています!


左(2枚:zyone記)は、胸を相手に向けたまま、腕を真っ直ぐ押し出すような動きです。
体を相手に正対させ、ひじの伸ばしだけで投げようとしますが、この投げ方は二の腕の裏側(上腕三頭筋)と胸の前の筋肉を酷使することになり、故障の原因になります。「腰が回っていない」「手投げ」
(ただし、良くないとしている写真左は、キャッチボール開始時などで肩甲骨のスライドを確認するためこの投げ方が有効になる場合もあります。リリースがスライダーである選手・ひじが下がって投げる選手にも、現実には有効です。)

 右(2枚:zyone記)は肩甲骨面に沿った腕の振りです。 
 体を45度弱に回しておくと、肩甲骨面は45度+45度=90度で相手(写真撮影方向)に真っ直ぐ向きます。つまり、この向きで腕が伸ばされることで肩甲骨が滑らかに動き、ボールリリースの負荷を受け流すことで故障の少ない投げ方になります。そして、指でまっすぐ弾かれることで、きれいなバックスピンが相手に届きます。

<原典:「野球サイトPA」「第一章 すべての始まり(1)「腕・肩・ひじの使い方」から見た基本 3ゼロポジション」http://pitchinganalyzer.web.fc2.com/1-1.html

これって、まるで応援団のような動作ですね。通常に感じる「投球」動作とはだいぶ印象が違います。
あたしは、体を正面に向けた状態でゼロポジションでリリースするものだと思っていて

「チカラ入んないジャン!!」

なんて怒ってましたが、ある時上記のゼロスローができることで必然的に腕がスムーズに内旋し楽に投げられるということを知る経験をしました。
renくんとキャッチボールをしている時にたまたま下の図のようなTの字みたいなフィニッシュになった時、すんごく気持ちよく腕が振り切れてコントロールがピタッと決まる経験をしたのですが、それ以来このフォームを意識することで投球のスピードもコントロールも格段によくなったのです。

この時は、偶然図のようなTの字フィニッシュになったのですが、このフィニッシュになるような動作をするとゼロスローしやすいのじゃないかと思っていて、それ以来やはりこども達にはスムーズに腕の内旋ができるようになる方法を教えるべきだと思っています。

ただし、こどもに指導する時はあまり腕の内旋を意識させすぎるとよくないとのことなので、テニスのサーブ指導のときによく使っていた方法をやってます。

ゼロポジションの状態で腕をターゲット方向に伸ばさせ、

「できるだけ指を遠くに届かして!!」

というとこども達はあれこれ試してみます。そこで、「腕は内旋することで最も遠くまで届く」ことを体感してもらいます。
これなら実践的な方法でゼロポジションと腕の内旋を覚えることができます。

さあ、そして腕の動かし方に続いて上体の使い方を覚える極めつけの方法があります。それは・・・

「投げ下ろし」「真下投げ」

・・まあ、呼び方はいろいろでしょうが、要するに自分の足元にボールを叩きつける・・・そう、前回ラケットでテニスボールを叩きつけたのとおなじ発想です。
この方法が最も肘・肩にダメージを与えず、自然と肘を高くキープする動作を覚えられますね。

「なぁーんだ、よくやるヤツじゃん!」

・・・と思った方! そりゃそうです。別に奇抜なアイディアを求めてるわけではないですからね。
前にも書いたとおり、練習方法はシンプルが一番です。

やり方は、これがいいのでは・・・

まずここでは、通常の「真下投げ」をやってみます。
 この真下投げは「東京大学大学院 総合文化研究科 生命・環境科学系 身体運動研究室」の渡会公治助教授・伊藤博一助手によって作り出された練習法です。

<原典:「野球サイトPA」「第一章 すべての始まり (3)真下投げを含む「固定投げ」2通常の”真下投げ”」 http://pitchinganalyzer.web.fc2.com/1-3.html

このサイトにも記述がありますが、真下投げであれば肘を痛めている選手でも肘が痛いとは言いませんね。やはり、肘が上がった投げ方(メンコのような動作)が自然とできるということですよね。
さらにこの方法には、「体の倒し」もプログラム化されているので、この後に続く体重移動の指導もスムーズにできるんですね。

実は、うちの3年生チームのエース君が夏休み直前にけがでフォームを崩した上に、先週末練習に来たと思ったら2週前から投球時に上腕が痛むようになり、医者に筋肉痛と言われたが痛みが引かない・・・と言い出したのです。
キャッチボールを見たら、バックネット直撃の暴投状態。フォームチェックしたところ、バッターに向かって胸を張る時点で肘が下がりさらにテークバックの腕の動きが狂い、担ぎ投げ状態になっていました。
そこで、ゼロスローの真下投げを教え、さらにこの子は背は高いけど下半身が弱いので軸足に体重をしっかり乗せるドリルを組み合わせて矯正することにしたのですが、この時、彼も真下投げだと痛みがないとビックリ顔でした。

ピッチングの場合、エッセンス部分はこの「ゼロスローと腕の内旋」ということになります。

そして、バッティングのときもそうでしたが、このエッセンスを稼動させる仕組みが必要です。この部分を担うのは、やっぱり下半身!!

と、いうことで下半身の動作はいよいよ、次回公開となります。(TVじゃあるまいし・・・)

これが結構ミソなんだけど、悩みの種でもあるんだなーーー・・・
 

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