そうするとこれですべてオッケーか!というと・・そんなことないですね。
「エッセンスを効果的に稼動させる仕組みと動き」
これがないとエッセンスの使いようがありません。
でも効果的ってどういうこと?
つまり、たったあれだけの動きでしっかりインパクトし、スウィングのパワーをボールに伝えるってことです。
それが・・・そう!下半身の動きって訳です。
よく、スウィングは下半身主導と言われますが、正直言って具体的にどういう動きをすればよいのか分かりませんでした。
なんとなく腰が先に回って、上半身・腕・バットというように振るものなんだというイメージは分かるんだけど、やってみるとどうもうまくできないぞ???
テニスの場合は、スウィングのパワーを伝えるのは膝の上下運動と腰の捻り・捻り戻しです。具体的にどういう動きかというと・・・結構いろいろあります。そう、テニスは打法・理論がたくさんあるんです。
おおまかにフラット打法・ドライブ打法・トップスピン打法に分けられ、しかもそれぞれがコーチや選手によってやり方が違うのです。
ただ、(異論はあると思いますが)テニスでは野球に比べて膝を曲げる度合いが大きく、テイクバックで体を捻ると同時にほとんど守備の時の股割り状態ぐらいまで曲げて、そこから伸び上がる力やタイミングを使って体を捻り戻し、この捻り戻しのスピードを早くすることで腕の振りのスピードを上げ、ボールを打つパワーを上げるのです。
【原典:Tennis365.net】アガシ選手はフラット打法です。
【原典:Tennis365.net】J.ブレーク選手はトップスピン打法ですな。
でも、あたしの場合割れの後に肘抜きをするとどうしても上半身主導で下半身が後からついてくる感じになって、いつもお世話になってるmetooさんブログのこの記事のようになっちゃうんですよ・・・
「回転する順番」(少年野球BLOG)
ところが!!ここで悩んでいたらついに出会ったのです、同じmetooさんのこの記事に・・・
「なぜ骨盤前傾にもどしたのか?」(少年野球BLOG)
驚きました!
記事にある実験をやってみると・・・
なあるほど!骨盤を前傾していわゆる「デッチリ」状態にして右足を捻ると上体が自然と左に向きます。
これは体の構造から来るメカニズムであって誰にも起こる動きです!!
でも、よくよく読み返してみるとこの部分は、MFTにもちゃーんと書いてました。(をいをい・・)
「強いスイングの秘訣」(MFT)
とにかく、この方法なら割れの後、肘抜きをしながら後足を捻るだけで上体がピッチャーの方に向いてくれます。すると、もう肘抜きはできてる訳だから例の「パタン!」の動きでボールの通り道にバットを置いとくだけでスィングがちゃーんとできるじゃありませんか!!
ちょうどこの図のようになる訳です。
【原典:筑摩書房刊「科学する野球レッスン」】
この、後足始動でパワーを伝える方法って・・・「あ、またうねり打法だ!」
なるほど、(エッジの使い方がいまいち分かってないんだけど)後足から発生するうねりというのはこのメカニズムから発生するんだ!
確かにこれなら、後足かかとを上げる動きに伴って1stスピンが始まるという意味が分かる。
もうひとつのバイブルである「科学する野球」では、腰の捻りと捻り戻しで打撃の軸を後足から前足に踏み換えることでウェイトシフトを効果的に行うことを謳っています。
ということは、後は上体が前に向くスピードを上げるだけです!
改めて思いました、やっぱり「科学する野球」と「うねり打法」は同じメカニズムに行き着いている感じがします。
そこで、これでバッセン行ったらみたら・・・
「オオオオーー!グフフ・・」でしたよ!







