2007年11月20日火曜日

コントロール

ピッチングを一通り書いたのだけれども何かしっくりこなくて書きあぐねていました。

前回のエントリーからおよそ1ヶ月もかかって・・・やっと分かったんです。

ピッチングに関しては、チョット前に現在の指導内容をまとめて書きました(ピッチングエッセンス稼動システム)が、でもその内容がいまいちな感じがしていたんです。
どこがいまいちなんだろう???

それが・・・コントロールでした!!

実は、今わがチームの悩みの種でもあります。
わがチームは、「4部」と呼ばれる3年生以下で構成されるチームなのですが、めずらしいことに3年生が17人、1年生が1人というメンバー構成。

こちらの地域では、6年以下の1部・5年以下の2部・4年以下の3部・3年以下の4部という区分けになっていますが、ここ数年はひとつの学年の人数が4・5人しかいないことが多く、2つか3つの学年を合わせてやっとひとつのチームを作ってきた状況だったようなのですが、なぜかrenくんが入った去年の2年生(いまの3年生)は野球が人気のようで、1年生を入れれば2チーム分の人数が揃ってます。

その中のわがチームの3年生エース君、3年生の中ではひときわ背が高くて、今は中学生になっているおにいちゃんたちも同じチームでピッチャーをやってたこともあり、なかなかな速球を投げるもんで、同じ3年生以下の4部相手だとちょっとやそっとでは打たれません。

・・・ただ、ストライクが入るときはいいんですが、ムラがあるんですね。
さらに、わがチームにはそのエース君以外のピッチャー君が2人いるんですが、やっぱり負けるときはフォアボールなんです。

そんなこともあって、ここのところどうやったらコントロールが良くなるだろうということを考えていたので、前にエントリーした内容だけではどうもしっくりこなかったんですね。

そのときに前回書いた工藤選手のバイブルに出会い、さらにその後メジャーリーグのピッチャーばかりを集めたムックを読んだり、そして渡辺俊介選手の「アンダースロー論」を読んだんですね。

アンダースロー論!!

これも、さらなる新たなバイブルです。プロ野球選手としては特筆すべきフィジカルの強さがないと自ら書いている渡辺選手がWBCなどをはじめ、あれほどのピッチングができる理由がとても丁寧に書かれていますが、その秘訣はコントロールとバッターとの駆け引きにあるようです。

特に、渡辺投手はプロ入りした頃コントロールが悪かったらしいのですが、コントロールを良くしてさらにプロ野球で生き残っていくために参考にしたのが(もちろんアンダースローですから)過去のアンダースロー投手のビデオとそして、工藤選手(やっぱり!)と同じロッテの黒木選手のピッチングだそうです。

特にある会合で工藤選手、黒木選手と同じテーブルに座ったときに両選手がピッチングについて話している内容に衝撃を受けたそうです。その内容は、前回紹介した工藤選手のバイブルに書かれていたことそのものです。

「・・上体を真っ直ぐ立てたまま横に移動して、足を踏み出して投げる瞬間に、パッと九〇度回転して投げる。足を上げてから下ろすまで、打者に対する上体の角度は変えずにスーッと真っ直ぐいって、投げるとき、タンと上体を返す。ふたりとも、そうやって投げているというのです。」
【原典:光文社新書刊「アンダースロー論」】

そこで、これらバイブルで学んだことをちょっとずつ試しながらやっとまとめて書けそうな感じになってきたのですね。

さーーて、その中身は・・・また次回でーす(ヲイヲイ・・)