2007年8月9日木曜日

バッティング:ステップ2

さて、構えの2で「下半身の構えについて悩んでいる」と書いたのでした。
何を悩んでいるかというと、「捻り」についてです。

あたしのバイブルがMFTであることは、何度も書いていますが実はMFT以外にもだんだん参考書が増えてきたのです。
このブログは、去年の7月からのことを時系列的に書きつづってきているのですが、すべてを時系列で書くと単なる野球お父さんの物語にしかならないので、あえて体の動きを主体にパーツ別に書いてきていますので、結構時間軸が他のパーツと交錯することになるので、みなさん混乱しないように気をつけてくださいね。

・・で、新たな参考書を手に入れたのは、リアルな時間でごく最近・・・2007年7月の中旬くらいです。
 モノは筑摩書房刊「科学する野球」シリーズ。




イヤー、こんな昔(失礼!)からこんな論理的な内容の本があったなんて・・
今、読んでてもあまり違和感を感じないなぁ。
ただ、この中で著者は守備の面では「腰を落として正面で捕球する」という旧式の日本式野球の指導を批判していますが、あたし自身はこういう指導をされた記憶がないということに気づきました。(覚えてないだけじゃないのか?!)


<原典:筑摩書房刊「科学する野球」-守備、走塁、練習編->

もちろん守備の時に「腰を落として!」は自分もよく言いますが、そのときのイメージは、上の写真のイメージではなくて、この本でいう「腰高フィールディング」のイメージだもんなぁ・・(下図は著者が腰高フィールディングに気づくきっかけとなった連続写真)

<原典:筑摩書房刊「科学する野球」-守備、走塁、練習編->

守備担当コーチのあたしとしては、特にこの「腰高フィールディング」が気になってこのシリーズを読もうと思った訳なのですが、守備に関して本に書いてあることはMFTなどで勉強していることと同様な内容で、違和感がなく、新しい内容であるとは特に感じなかったほどです。(次図はMFTでお勧めのゴロ捕球練習方法)

<原典:http://www.mft.jp/fielding_grounder.htm

この本の発行当時、えー1990年前後くらいですな・・にこの腰高フィールディングは画期的だったのだろうか?

だとしたら、日本の野球界ってコワイなぁ・・・とは言え、今回はバッティングの話なので、守備の話はまた守備のタイトルでエントリーしますので、問題のバッティングでの下半身の捻りについて。

科学する野球のシリーズでは、バッティングもピッチングも腰に「捻り」を入れることが重要であるとしています。
この本でいう「捻り」は右打者なら、テイクバック時に右足を内股方向に向けておき腰を時計回りに回すと内股にした右足のせいで回した腰を元に戻そうする「内部応力」が発生する。
この「内部応力」をきっかけとして使ってフォワードスィングを強力に行う。
さらに、反対の左足をステップするときに(やっと本題に戻ったヨ)つま先を90度近く閉じてステップすることで今度はフォワードスィングで回ってきた腰の回転が止められ、この止められた力が腰⇒背中⇒肩⇒腕と伝わって力強いスィングができるというものです。

<原典:筑摩書房刊「科学する野球」-守備、走塁、練習編->

これって、なんかに似てるよナァ・・・あ、うねり打法だ!
そう、手塚一志さんの本も入手済みです(文庫版の「解体振書」の方ですが)。

この2冊って根本的には同じことを言ってるような気がする。
まあ、どちらも人間の体の構造や物理から運動原則・原理を追及しているから当然かもしれませんが。
ただ、後ろ足の使い方の考えが全く違います。
科学するではステップとともにバッティングの軸を後ろ足から前足に「踏み換える」ため、後ろ足は完全にフリーフットにします。
一方、うねりではエッジをギリギリまで利かせてうねり上げることでパワーを作り出すとしていますものねぇー。

ところが、さらに問題なのは我がバイブルMFTなのです。
MFTでは、バッティング・ピッチングの基本的な下半身の使いかたとしては「ランジ」を採用しています。

<原典:http://www.mft.jp/throw_st5.htm

ところが、特に科学するシリーズでは、ランジのような形で打ち終わると「捻り」のための軸が崩れるからNGと言うんですな。
つまり、ランジの時前足のひざは軽く曲げられますが、これをやると左足の軸が崩れるので、前腰に十分な捻りが得られず、結果体重が左足に乗り切らないためパワーをロスするというのです。
下図でいうと左側はよくないということですね。









<原典:筑摩書房刊「科学する野球」-投手編->

うーーーむ、あたし的にはランジの姿勢が安定感があっていいと思っていたのですが、体重が乗り切らないと言われるとなるほどと思ってしまうのですね・・・

捻りか、うねりか、ランジか・・・

これはしばらく悩みが続きそうです。
でも、こういう風にいくつも選択肢があるほうがいいですよね。
子供たちにはいろいろやらせてみていい感じの打ち方を身につけさせられるようになればベストだと思うので。

固定は良くないですからね。
自分の理論としては、ひとつの幹が必要ですが教えるときにひとつの理論に偏ると絶対に合わないケースが出てきますからね。

これは、テニスを教えていたときの教訓です!

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